お客様でご相談頂きましたダウンコートの合成皮革の劣化です。
前身頃の内側のボタンの部分や、裾口の部分に「合成皮革」を利用しており、こちらが劣化してしまいクリーニングのご相談にお持ち込み頂きました。
こちらの商品は残念なのですが、「劣化」なので完全に損傷してしまいクリーニングで元に戻すことはできません。
合成皮革は製造より3年程度で着用頻度に関わらず劣化してしまいます。購入する際にはそちらを前提にお求めください。
ハネウォッシュではもう一つ、合成皮革部分をすべて交換する「リフォーム」という選択肢もございます。
合成皮革を使用している部分をすべて解き、生地サイズに合わせて本物の「皮革」を断裁し、再度洋服に縫い込んでいくというリフォームです。これで経年劣化した部分は綺麗になるだけではなく生地感も本物の皮革になるので使うほどに馴染んでいきます。
金額はこちらの写真のダウンコートの面積ですと2万5000円~くらいになり、納期も3ヶ月程度かかってしまうのですが、大事な愛着のあるお品物にはぜひご検討ください。
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